- お知らせ
「まちゼミ」で集客につなげよう!(参加店募集)

「まちゼミ」は地域の人たちに「豊富な知識や相談のしやすさなど、個人店ならではのミリョク」を知ってもらう機会を提供するためのイベント事業です。
地域のお店でワイワイ話し合いながら協力して取り組むので、楽しい仲間との出会いもたくさんあります!
9月12日(火)まちゼミ参加者向けミーティングが実施されます!
ご案内はコチラ
「まちゼミ」とは?
愛知県岡崎市でスタートし、全国400を超える地域に広まった活動です。(詳しくは最下段にて!)
「まちゼミ」は各店舗内で実施します。
店主やスタッフが講師となって、自身の専門知識や趣味を活かし、お店の中で60~90分程度の無料講座を実施します。
まちゼミはお客さんに「お店の存在・特徴を知ってもらい、店主やスタッフとのコミュミケーションを通じて信頼関係を築き、お店に魅力や親しみを感じてもらう」ことを目的としたコミュニケーション事業です。商品やサービスの販売・勧誘は一切行いません。


「まちゼミ」をきっかけに来店し、お店やスタッフの雰囲気を知り、良い印象を持った地域の人達は、その後に何かきっかけがあった際、再来店や紹介につながりやすくなります。
もちろん、新しいお客様だけでなく、既存客との繋がりを強化することにも役立ちます。
どんな受講者が来るの?
やちよまちゼミのチラシは市内に配布しますので、参加者のほとんどは市内在住の地域住民(潜在的な顧客)です。
「まちゼミ」は一人客でも安心してお店の中に入ってきてもらえるように、全国統一で「当日の販売・勧誘は一切禁止」という商売抜きのルールがあります。
このため、講座の内容や開催日時によって、サラリーマンから学生グループ、親子連れなど、様々な属性の地域住民が受講者として来店します。
講座って何をするの?
「まちゼミ」の講座は、座学や手作り体験、鑑賞会など形式を問わず、テーマも自由です。
事業とはまったく関係のない店主の趣味を取り扱ったり、これから事業としてやってみたいことを講座のテーマとしても構いません。
実際の講座の組み立て方については最下段にて!
八千代で過去に開催したチラシは以下のボタンより閲覧できます▽

まちゼミの目的はコミュニケーション
お店の雰囲気や親しみやすさ、個性、理念などを、チラシ等で発信し、来店につなげていくことは容易ではありません。
そうした目に見えない「お店」としての魅力を、実際に入店し体感していただくことがまちゼミの目的です。
たとえ趣味をテーマにした講座であっても、店主やスタッフの人となりを好きになってもらえて、お客様との信頼関係を築けたら、まちゼミとしては大成功です!
「人にものを教えるからには」と気負う必要はまったくありませんから、地域の人たちが興味を持ち、楽しく参加してもらえるようなテーマを考えましょう。
"見込み可能客"へのアプローチ

来店するお客様には「絶対にこのお店でしか買わない」という信者客から、たまたま立ち寄っただけのお客様まで様々な段階がありますが、さらに手前の段階で「近くにお店があるのは知ってて、少し気になっているけど、入るきっかけがない・入りづらい」という、お客様になる可能性がある方が地域にたくさんいます。
まちゼミ参加店の多くは、このような「見込み可能客」となる地域の方にアプローチすることを目的としています。
お店の「やってみたいこと」をまちゼミでチャレンジ!
新規事業のアイデアを試しにまちゼミでやってみて、受講者の反応を見たり、ニーズの掘り起こしを行うこと(テストマーケティング)に活用しているお店もあります。
受講者だけでなく、準備の過程で他のお店からも意見をもらえるので、意外な気づきを得られるかもしれません。
参加するお店の負担は?
「まちゼミ」はそれぞれの開催地域で、1ヶ月間など期間を定めて開催します。
自分のお店が期間内に実施する講座の日程や回数に決まりはなく、1日限りの講座でもOK!
八千代では商工会議所が事務局として運営をサポートしますので、全体の運営の負担は気にせず、無理のない範囲で参加できます。
他のお店の人たちとみんなで一緒に何かをやってみたい方、地域に同じ志の仲間を増やしたいという方は、ひとまず参加してみることをオススメいたします!
市内全域へのチラシポスティングで高い費用対効果
【参加負担金】1講座につき5,000円
例)2つのテーマの講座を実施する場合、掲載が2コマになりますので10,000円です。
参加負担金はチラシやのぼり等の販促物作成、地域へのポスティングなど、PR経費の一部に充当されます。
まちゼミのチラシは「地域のお店で何かを教えてもらえる」という特別感やインパクトがあり印象に残りやすいです。
また、開催期間の1ヶ月間手元に置いておかれやすいので、お店を周知するための費用対効果は高いと言えます。

参加資格は?
まちゼミは商工会議所が提供するサービスとは異なるため、八千代商工会議所の会員・非会員を問いません。
八千代市内に事業所がある、または市内で事業を営んでいる方であれば「やちよまちゼミ」への参加が可能です。
※ 市外の事業者の参加は、当所会員に限ります。
※ オンライン講座を実施される場合は、当所会員に限ります。
実店舗がないけど参加できる?
実店舗がないために、オンライン開催や、当所の貸会議室(有料)などの会場を用意する等で講座を実施されることは、まちゼミの運営規定上は問題ありません。
【なるべく会場を用意して実施して下さい】
・非対面の講座は、店主やスタッフの人柄、雰囲気など、まちゼミで伝えたいことが受講者に伝わりづらいです。
・カフェなど他店舗内をまちゼミの会場として使用すると「そのお店のまちゼミ」として受講者の誤解を招く恐れがあります。
やちよまちゼミのスケジュール
実施年度によりますが、ここでは11月開催の場合のスケジュールを紹介します。

参加店登録後は、プロの講師や他のお店の人たちと一緒に、講座内容を考えたり、
相談し合ったり、交流会を通じて親睦を深めたりしながら本番に向けて準備を進めます。
実施後は受講者にアンケートを行い、全員の結果を全員で共有し、良かった点、改善すべき点等について話し合います。
みんなで考えることで、商売につながる多くの気づきを得ることができます。
まちゼミをもっと知ろう!
まちゼミはこうして全国に広まった
「まちゼミ」誕生のきっかけは、愛知県岡崎市の商工会議所の女性職員のアイデアでした。
商工会議所からの提案を受け、中心市街地の商店街にある「みどりや」という化粧品店の4代目、松井 洋一郎氏が中心となって2003年より実施されるようになります。
そこには商店街の店の弱点である「入りづらく、入ったら出にくい」を解消し、個人店にしかない「人の魅力」を知ってもらい、地域の人達が商店街の店を見直してくれるきっかけにしたいという想いがありました。
まちゼミに取り組むことによって、岡崎の商店街は大きく変わり始めました。
まず、店主やスタッフたちが変わりました。「商売の楽しさを思い出した」「商売の原点に還ることができた」という人が続々と現れました。さらに店主たちは、商店街の他の店や地域全体に関心を持つようになり「自店でもまだまだやれることはある」と気づいたのです。
お客様も変わりました。
まちゼミで馴染みになった店に、よく顔を出してくれるようになったのです。
「あんなコト、こんなコトをやってみたい」と皆が言い出し、売り場やサービスを工夫する店、新しい事業に取り組む店、後継者が現れる店など、まちゼミの取り組みが商店街に次々と変化をもたらしました。
集客イベントは徒労感が大きく、達成感に欠けると感じていた全国の商店街などが、岡崎の事例から「まちゼミ」を導入し、続々と成功を収めたことで、20年の間に400を超える地域にまで広がっていきました。
全国を見渡せば、海上保安庁や神社、鉄道会社、美術館など、少し変わった業種や団体からも、人の魅力、信頼関係で地域の人とつながりたいという思いで参加店になる事例があり、「まちゼミ」はもう商店だけのものではなくなっています。
発祥の地である岡崎市の中心市街地では、今や100店舗を超える規模で「まちゼミ」が開催されるようになり、考案者の松井 洋一郎氏も「地域活性化伝道師」としてまちゼミ講演会などの活動を行っています。
講座を考えてみよう!
① まずは受講対象(ターゲット)から考える
講座を考えるとき、キャッチーなフレーズや語呂合わせなど、タイトルから考えてしまいがちですが、「自分のお店にどんな人達が来てほしいのか」から考えるのがセオリーです。
メインのお客様の属性を考え、同じようなお客様の来店数を拡大したいのか、あるいは既存顧客とは違うターゲットを設定するのかを先に決めてしまいます。
② 受講者が来店しやすい日時を考える
全国統計的に、まちゼミ受講者は半数以上が40~60代の女性です。
この層の受講者は、参加する曜日や時間にあまり偏りがないという結果が出ています。
同じ年齢層でも男性だったり、学生など、平日の日中に時間を作りづらい層をターゲットにする場合は、参加しやすい日時を考える必要が出てきます。
③ 講座の内容を考える
受講者は「お店でお店の人から役立つことを教えてもらえる」ということに特別感や、ワクワク感を感じています。
このため、実際に手を動かしたり、お店の人と話しながら和気あいあいと楽しめる内容に惹かれやすいです。
座学形式の場合も、受講者の方とコミュニケーションがとれるような内容を考えてみましょう。
なお、取り扱うテーマの人気ランキングトップ5は以下の通りです。
(受講者に40~60代の女性が多いことがあり、結果はあくまでも参考値です)
1位 | 料理 |
2位 | 健康 |
3位 | 手芸・クラフト体験 |
4位 | グルメ関係(コーヒーの淹れ方、発酵食品講座 など) |
5位 | 美容 |
④ タイトルを考える
オーソドックスなタイトルの作り方としては、まずは「何をやるか」をシンプルに書き出し、より魅力的に伝わるワードを工夫して付け加えていきます。
【作成例】
- 出汁の取り方
↓ - 美味しい出汁の取り方体験
↓ - 自宅でできる美味しい出汁の取り方体験
↓ - 20年の板長経験者が教える!自宅でできる美味しい出汁の取り方体験
「実際に手を動かして何らかの体験ができそう」「実用性が高そう」「専門の人から教えてもらえる」「敷居が高くなさそう」等が感じられる講座タイトルにしておくと、受講者が集まりやすい傾向にあります。
まちゼミを成功させるためのポイント
【必ず店主やスタッフが講師をつとめる】
講座の内容はプロの指導や監修を受けても構いませんが、まちゼミの目的は「普段お客様と接する人と、お客様の信頼関係を築くこと」です。
店頭にいない人やまったく外部の人が講師となり、お客様と仲良くなっても意味がありません。
【講師が喋りすぎるのはNG】
まちゼミはコミュニケーションを目的としますので、理想は受講者が店主やスタッフ、他の受講者とおしゃべりを挟みながら楽しいひとときを過ごせるカタチになることです。
全国統計から、受講人数は3~7人程度にしておくと、全員が気兼ねなく会話に参加できるというデータがあります。
座学形式であっても、講師が話す時間はせいぜい全体の1/3程度(20~30分まで)に抑えておき、グループワークなど、合間で楽しく歓談できるよう努めましょう。
十分なコミュニケーションが行えることで、受講者の満足度がいっそう高まります。